昨年末にご連絡をいただき、現状を確認。
早々にGoサインをいただいていたのですが、温かくなってから施工しようということで
今回の施工に至りました。
塗装以外にも、何かあるごとに声をかけてくださるK様、
お付き合いが長くなると、どのようなことに重きを置かれるのか価値観のようなものがわかってくること、
そして何より考え方や価値観が似通っているからこそ、こうしてお付き合いが続いているのだと思います。
物件データ
施工箇所 | 外壁(軒天部分含む)・屋根・付帯部分の塗装 外壁(付帯含む)浮き箇所ビス止め |
---|---|
外壁塗装 | 下塗り: 日本ペイント パーフェクトフィラー 中塗り・上塗り: 日本ペイント グランセラトップ2液水性 |
屋根塗装 | 下塗り: 日本ペイント 1液ベストシーラー 中塗り・上塗り: 日本ペイント グランセラベスト2液ファイン |
工事期間 | 令和7年3月26日 ~ 令和7年4月16日 |
ご依頼のきっかけ | 前回2011年に続いて、2回目の施工 |
その他工事 | 軒樋の交換 コウモリ対策 基礎の補修 |
カラー | 屋根色:ディープグレー 外壁色:1階部分 72-60H (日本塗装工業会見本) 2階部分 ND461 |
地域 | 三木市志染町 |
施工前の不安・心配事
直貼り工法であるということ屋根が塗装できるかどうかということ
軒の下にコウモリが入ってしまう
梶川塗装を選んだ理由
前回の施工から、14年の間、何の不具合もなく安心して暮らせていたため。今回も塗り替えをお願いすることは、何年か前から既に決めていた。
建物診断レポート

前回施工完了直後の写真。
現在では主流ともいえる濃い目の色合い。
2011年当初、ここまでの濃さは
珍しかったと思います。
1階部分はご主人が、
2階部分は奥様が色を選ばれました。
現在では主流ともいえる濃い目の色合い。
2011年当初、ここまでの濃さは
珍しかったと思います。
1階部分はご主人が、
2階部分は奥様が色を選ばれました。

前回の施工から14年弱を経た外壁の様子。
色が薄めの2階部分は褪色が目立ちませんが
色が濃い1階部分は褪色が顕著にみられます。
1階も2階も同じように劣化しているのですが
1階部分の方が目立っています。
濃いめで青みが強い色合いは
劣化が分かりやすいという弱点があります。
南面で一日中日差しが直撃している
過酷な状況にもかかわらず、
シーリングは柔軟性を保っており
良い状態をキープしていました。
色が薄めの2階部分は褪色が目立ちませんが
色が濃い1階部分は褪色が顕著にみられます。
1階も2階も同じように劣化しているのですが
1階部分の方が目立っています。
濃いめで青みが強い色合いは
劣化が分かりやすいという弱点があります。
南面で一日中日差しが直撃している
過酷な状況にもかかわらず、
シーリングは柔軟性を保っており
良い状態をキープしていました。

こちらの建物の最大の難点ともいえる
構造の問題。
直貼り工法で建てられているため
湿気を帯びやすく、
この部分は何度も膨れてしまうため
壁を張り替えています。
構造の問題。
直貼り工法で建てられているため
湿気を帯びやすく、
この部分は何度も膨れてしまうため
壁を張り替えています。

屋根と樋の状況。
屋根は傷んで白くなった訳ではなく、
前回の塗装色が
ライトグレー(薄いグレー)だったため。
今回は何とか塗装できると判断しました。
樋は、つなぎ目部分から
水が漏れるようになってしまい、
今回軒樋(集合ます含む)のみ交換することに。
樋は古くなると反ったり、歪んだり、
継ぎ目から漏れたりするなどの
不具合が起こるため、
塗装工事の際に取り換える方が多いです。
屋根は傷んで白くなった訳ではなく、
前回の塗装色が
ライトグレー(薄いグレー)だったため。
今回は何とか塗装できると判断しました。
樋は、つなぎ目部分から
水が漏れるようになってしまい、
今回軒樋(集合ます含む)のみ交換することに。
樋は古くなると反ったり、歪んだり、
継ぎ目から漏れたりするなどの
不具合が起こるため、
塗装工事の際に取り換える方が多いです。
工事中の進捗ダイアリー

足場仮設
寒さが和らぐのを待ってからの施工。足場のイメージシートを一新、
今回初めてのお披露目です。

高圧洗浄
屋根から順に下へ下へと洗浄を進めます。
建材の状況を見ながら、洗浄圧も
調整しつつ作業を進めました

シーリング
既存のシーリングを撤去し、打ち替えます。
目地だけでなく、
建物を貫く貫通部も含め、
念入りに行いました

下地補修(浮き箇所ビス固定)
シーリングの作業と並行して、浮いてしまっている箇所の
ビス固定を行いました。
下地の桟に浮いてしまっている
箇所を再固定します。
建材の端に打つと、
割れてしまうため
場所を選びながら、
インパクトの回転もゆっくりめ、
慎重に作業を進めました。

軒樋の撤去
写真は、軒樋を撤去したのち樋の支持金物を撤去しているところ。
高圧洗浄前に撤去してしまうと、
建物周囲が泥だらけになるため、
高圧洗浄後に撤去作業を行います。

屋根塗装
太陽光パネルに気を付けながら塗装を進めます。
今回2回目の塗装、
築年数を経ているので、
少しでも良い材料を使いたいと
外壁、屋根ともに耐候性の高い材料を使用。
※次回、屋根に関して塗装は難しいと
お客様には伝えています。

外壁塗装
前回濃いめにして色あせが目立ってしまったので、
今回は薄めの色を選ばれました。
前回と同じく1階部分はご主人が、
2階部分は奥様が色を選ばれました。
奥様は前回の色が良かったと
今回も同じ色(ND461)です。

新しい軒樋の取り付け
新たに取り付けた軒樋は、前回の物よりも幅が広いタイプのものをご提案。
(排水有効断面積:40.1 → 77.1)
ゲリラ豪雨や、線状降水帯、台風など、
一時的に急激に降った場合にも備え、
排水能力の高いものをご提案しました。

軒下アングル取り付け
換気のためなのか、軒下部分と外壁の間に
隙間が設けられており、
以前、コウモリの侵入があったとのこと。
小さな穴の開いたアングルを取り付け、
換気機能はそのままに、
コウモリの侵入を防げるものを
取り付けました。

工事終盤の様子
工事も終盤に差し掛かると、足場のシートをめくってしまい、
太陽光のもと、
塗残し・ライン際の処理・
塗料の散りや汚れの有無など
何度もチェックを重ねます。
この段階までくると、
主に現場を仕切っていたスタッフ一人での作業。
足場の解体に向けて責任をもって
チェックと修正を繰り返します。