10月の2週連続の台風ののち、
雨漏り、屋根の不具合等のお問い合わせを多く頂いた。
雨漏りに関しては、やはり頭を悩ました事例も多く、
雨が降ると「大丈夫かな?」と思い起こされるお客様宅がいくつかある。
今回雨漏りのお問い合わせをいただいたのは、
全く思いもよらないお宅ばかり・・・。
10月の終わり、泣かんばかりのY様からご連絡を頂いた。
「急に台所の天井が、水と一緒にゴソっと落ちてきたの。」
状況を確認するべく、点検口をあけてみたところ。
木材がジットリ濡れており、点検口周囲の天井材もジュクジュク。
台所は1階。
直ぐ上は納戸。斜め上にはトイレ。
屋根や壁からの雨漏りとは考えにくく、
尋常ではない水の量から考えて、やはり疑うべきは給水、排水。
ところが・・・・・
2階トイレを流そうと、
水道の元栓を締めようと、
漏れてくる水の量は変わらない。
水道メーターも動かず、漏水の様子も見られない。
お世話になっている水道屋さんにも出動して頂き、
あぁでもない、こうでもない
ありとあらゆる可能性を考えた結果。
原因は何と!!!
Y様が、何十年も前に、当時出入りの業者さんに閉じてもらったはずの水栓。
閉栓が不十分だったのか、メーターに出ない程度の漏れが、
今回溜まりに溜まって、ドッと出たようでした。
改めてキチンと閉栓。
その後、しばらく様子を見ましたが、
それから漏れはピタリと止まり。
一件落着・・・でした。
一応の目途がつき、Y様、よほどホッとなさったのか、
「お昼まだやろ。
お寿司でも取ろか」
思わず大爆笑。
お寿司って・・・・。
Y様のお顔に笑顔が戻ったのが一番です。
Y様、水道屋さん、ありがとうございました!