2016.10.31
お電話でお問い合わせを頂きました。
お伺いして事情をお聞きしました。
かなり古い建物。
ご自身でクラック補修をなさっておられた痕も見受けられます。
築46年と聞き、思わず
「先に耐震診断を受けましょう!」
耐震診断の結果も含め、外壁も改修すれば万全なのでは?
と思いご提案してみましたが、Hさまによると、
「今回の建物は離れ。
使用していないわけではないが起居しているわけではないので・・・」とのこと。
徹底的に改修したいわけではなく、
とりあえず外観がキレイになって明るくなれば良いとHさま。
今回塗り替えを思い立ったきっかけは
直ぐ裏に新しい家が建ち、若いご家族が越してこられた。
目の前に、こんな古い家が建っていたらと思うと何だか申し訳なくて・・・と。
建物の裏には蔦が。
Hさま御自身で蔦を植えた記憶はないそう。
ある日、「あぁツタやな」と思っていたら
あっという間に建物を覆いつくしてしまった。
ものすごい速さでびっくりしたと。
建物にも良くないのでこの際除去されては?
という話の途中にサッと電話を取り、植木屋さんへ蔦の根の処理を依頼されたHさま。
それから1ヵ月後の工事着手。
①ツタの除去
ツタはほぼ枯れていて、除去しやすかったのですが
吸盤根の部分は残ってしまい
スクレーパーで処理の後、後日バーナーで最終処理
②下地補修
③高圧洗浄
④外壁塗装
1)下塗り・・・の前に、今回は
密着を良くするため、カチオンシーラーを塗る工程を入れます
2)下塗り
3)中塗り
とにかく明るい色にしたいとHさま
4)上塗り
5)付帯部分塗装
最後に付帯部分。古い家の面格子や手摺などは
デザインが昔っぽくて、逆にそれが斬新で私は好きです。
こうして
工事完了!!!
施工前
施工後
Hさま、ありがとうございました。
ツタの事もそうですが、工事完了後にも
「わ、さすがHさまだな」と思ってしまう出来事があり、
私どもが仕事を続けていく上での、生きていくうえでの
姿勢というか、道しるべをいただいたような
そんなH様邸の工事でした。
Hさま、
そして足場搬入の際にお世話になった近隣の皆様
どうもありがとうございました。
2016.10.25
まず屋根の補修を行い、あとは外壁やシーリングの劣化状況を見ながら
追い追い施工時期を決めても良いのでは?と、ご提案。
以後、半年に一度の割合でお伺いし、
建物の状況をチェック。
で、2年半が経ち
ぼちぼち秋口に・・・ということで施工が決まりました。
①足場仮設
足場業者さんによる足場仮設の様子
②高圧洗浄
③シーリング工事
1階部分はサイディングの風合いを残すためクリア塗装を行うことに。
周囲の模様に比べてシーリング材の色が目立ってしまわないように
色の選定には注意が必要です。
④外壁塗装
1階部分クリア塗装
1)釘頭補修
サイディングを固定している釘の頭。
錆止めを塗り、周囲と馴染むように色を合わせます。
クリア塗装な2工程。
下塗りと上塗りです。
3)上塗り
色がつくわけではないので、塗った、塗っていないが分かりづらい工程でもあります。
スタッフにより、色々工夫はあるようですが
区画を「ここまで!」と決め、区画ごとに塗っていっているようです。
2階部分塗装
1)下塗り
2)中塗り
2階部分の色と屋根の色は事務所でシミュレーションを御覧頂き決定しました。
1階部分と同じ系統の色から選びました。
光の具合によって色んな表情を見せる色です。
最近、この色を選ばれる方が多くおられます。
3)上塗り
先ほどの中塗りと同じ色なんですが、この日は曇天。
光の具合によって可愛らしくも、落ち着いた表情も見ることの出来る色です。
4)付帯部分塗装
樋や雨戸、水切りなどの付帯部分は、現場で色合わせを行います。
お客様立会いの下、一緒に色を決めていきます。
⑤屋根塗装
こうして
工事完成!!!
細やかにご連絡を下さり、良いタイミングで工事をなさったFさま。
塗り替え工事は早ければ早いほど良いというわけでもなく、
かといって、いつまでも放置していると必要以上の出費に繋がります。
建物の現況や、予算のこと、ご家族の事情(ご病気や受験、売却など)・・・
様々なことを念頭に置きながら
計画的に予定を組まれる方もおられます。
現況確認にお伺いした際に、そのあたりのことも含め、何なりとご相談ください。
Fさま、現場スタッフや私どもへ
温かいお言葉、疲れた身体に嬉しいクッキーまで、ありがとうございました。
いただいたメール、社内の掲示板に貼っています。
毎日、眺めては元気を頂いています。
2016.10.18
久々の施工事例更新です。
この雨続きで、工程が進まず、皆様にはご迷惑をおかけいたしました。
足場ごと覆うような大きなテントがあったら
天候に左右されずに工事が出来るのに・・・・と、思わず真剣に考えてみたり
でも台風が来て飛ばされたら、ひとたまりもないな(汗)
色々、モヤモヤ・・・天気と同じく、スッキリしない日々でした。
お客様の中には、
「 私の家、もうちょっと後でもエエよ 」と
わざわざ御連絡頂いた方も、ちらほら。
お心遣いありがとうございました。
少し天候も落ち着き、ようやく現場が回り始めています。
今回のS様の現場も、そんなこんなで工期が長かったと思います。
最初、お電話でお問い合わせを頂きました。
屋根は瓦、外壁はサイディング
サイディング自体はきれいに保たれていたのですが、
シーリング部分に劣化が見られ
シーリングが黒ずみベタつく 「 ブリード 」 と呼ばれる現象や(赤矢印部分)
何回かのやり取りの後、
工事を発注いただき
工事開始!!!
①足場仮設
②シーリング工事
④下地補修
⑤外壁塗装
1)下塗り
2)中塗り
施工前と同じく、落ち着いた色合いを選ばれました
1階部分
⑥ベランダ防水
これで工事完了!!!と言いたいところでしたが・・・
足場解体中に瓦が割れてしまい
上記のように応急処置の後、瓦を取り寄せ。
後日、新しいものに取り替えました。
こうして、
工事完了!!!
Sさま、ありがとうございました。
最初のお伺いのとき、雨が振り出しました。つと傘を差し出してくださったSさま。
工事中も
「 時間のあるときでエエで 」
「 あわてて事故せんようにな 」
ふとかけてくださる言葉が嬉しかったです。