2018.08.28
昨年9月、弊社ブログの
「お客様は美魔女」でご紹介したM様邸。
https://kajikawa.exblog.jp/26071748/
排水口は落ち葉で完全に塞がれていました。
排水口を清掃すると、その後10分ほど屋上に溜まった水が流れ続けました。
娘さんへ防水工事のお見積もりをお渡ししていました。
「母(95歳)が先にダメになるか、建物が先にダメになるか・・・はぁ」
その後、雨漏りも無く月日が過ぎていたのですが、
遂に先日の長雨と台風で、また雨漏りがしたとのこと。
で、今回屋上防水工事の運びとなりました。
今回の工事の目的は
ダメになった防水をやりなおすこと!
それ以上に大きな目的が
防水層を傷める大きな原因ともなった
雨水が溜まらないようにする事!!!
さて
工事開始です
雨水が最後まで捌けてくれなかった部分にマーキング
その部分の窪みを調整します
今回はウレタン防水に
プライマーを塗った後、防水剤を塗っていきます
ひとつ悩んだことがありました。
水が溜まらない様にするには、
勾配調整は勿論のことですが、
落ち葉が溜まりにくいようにしなくてはならないのです。
少しでも排水口が塞がれてしまうリスクを減らすべく
改修ドレンを撤去しました。
改修ドレンをいれることで口径が小さくなってしまい、
詰まりやすさに拍車をかけていたからです
※わかりやすくするため、ごみ受け金具を取り外して撮影しています。
防水工事=水を止めるという印象が先立ちますが、
雨漏りの原因によっては
「水の流れる道(逃げ道)を
作ってあげる工事」という考え方が必要な場合もあります。
Mさま、娘さんをはじめご家族の皆様、
ありがとうございました!
次回は壁からの雨漏りを止める最終手段!?
金属サイディングでのカバー工法についてお話しようと思います。
2018.08.17
7月の大雨の後、多くのお問い合わせを頂きました。
安心なはずの屋内で雨が漏れてくるのは、やはり憂鬱なものですし
建物がどうになってしまうのではないかと不安なものです。
雨が落ち着き、8月に入っても雨漏りのご相談は多く頂きます。
7月と状況は変わらず、直ぐの対応は難しく、応急処置の後、
ご連絡を頂いた順、緊急度の高い順から工事に入らせていただいています。
原因としては純然たる雨漏りもあれば、
配管のミスが原因だったものもありました。
雨漏りの事例も少しずつご紹介できればと思います。
お世話になっている不動産会社さんの管理物件です。
このように階段室の天井全体がガラス張り。
何処というスポット的な漏れではなく全体から。
それこそジャジャ漏れ。そんな状況でした。
壁面はカビ?のようなもので黒くなり、
日常から雨水が滞っている状態が見て取れました。
天窓(トップライト)は、光を屋内に取り込む最も効率的な手段なのですが、
もともと雨漏りしやすい構造で、ひとたび雨漏りしだすと
最終手段としては 「塞ぐ」 しか方法が無いのが現実です。
かなりの漏れ具合であること、しかも全体からの漏れ。
燦燦と降り注ぐ光が勿体無いのですが
今回、天窓を塞ぐことにしました。
光が入らず、暗くなってしまった階段室を少しでも明るくするため白く塗装し
色々な事例をご紹介できればと思います。
入居者の皆様、御協力ありがとうございました。